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第3回 K2オープンセミナー《融合化するスマートシティとメタバースのための基盤技術》

2023.01.20
融合化するスマートシティとメタバースのための基盤技術

日常生活の利便性の向上をもたらすスマートシティは、IoTや5Gといった新しい情報インフラの拡充により実現され、これは実空間の様々な情報がサイバー空間に集約され、サイバー空間にてメタバースとしての実世界のデジタル版が構築されることを意味する。そして、我々は実空間とメタバース空間を行き来するようになり、いずれは両者が融合した新しい世界が訪れることになる。本セミナーは、スマートシティとメタバースの融合を実現する上での基盤技術について考察する。

プログラム概要

開催日時 2023年3月2日(木)13:30~15:30
開催形式 オンラインセミナー(Zoom ウェビナー)
主催 川崎市(経済労働局) 、慶應義塾大学 新川崎先端研究教育連携スクエア
協力 公益財団法人 川崎市産業振興財団 、川崎信用金庫
セミナーチラシダウンロード
第一部
スマートシティとメタバースの融合化に求められるAIとは?

13:30~14:00
栗原 聡
慶應義塾大学 理工学部 教授

《概要》以前より懸念されていた情報洪水問題は、アテンションエコノミーが台頭する現在において社会の分断など深刻な問題を加速的に発生させるに至っている。この問題はスマートシティ化やメタバース化といった流れにおいてどのように変化していくのであろうか? そして、融合化していくであろうスマートシティとメタバースにおいて、これを実現するための中核となる次世代AIとはどのようなものなのかについて考察する。

第二部
ゲームAI技術を応用したスマートシティとメタバースの設計

14:00~14:30
三宅 陽一郎
東京大学 生産技術研究所 特任教授

《概要》デジタルゲームはデジタルゲーム空間をユーザーにとって価値のある空間にするために、ユーザーのプレイ、ゲームの展開を操作する技術として発展してきた。 これらの技術は都市空間においても同様に応用でき、都市に生きる人々のクオリティ・オブ・ライフ、都市全体の治安やサービスを高めるために応用される。 本講演では、デジタルゲームにおいて育まれた空間型AIの技術を中心に、実空間としてスマートシティ、仮想空間としてメタバースの空間の質を上げるゲームAI技術の応用の仕方を解説する。

第三部
街の極細粒度センシング技術と時空間スコープ

14:30~15:00
中澤 仁
慶應義塾大学 環境情報学部 教授

《概要》実在する街を写像する3次元仮想空間は、街のダイナミックな変化を反映し続ける。街には、人流のような秒単位の変化や、道路の劣化のような長い年月を要する変化がある。またそれらは、局所的なものから広範囲なものまで多様だ。本講演では、こうした変化を街全体からタイムリーに獲得してスマートシティとメタバースを紐づけるセンシング技術を解説し、スマートシティの時空間スコープとしてのメタバースの可能性について触れる。

第四部
講師3名による座談

15:00~15:30
(栗原 聡氏、三宅 陽一郎氏、中澤 仁氏)

講演者プロフィール

栗原 聡 慶應義塾大学 理工学部 教授
栗原 聡
慶應義塾大学 理工学部 教授 

慶應義塾大学理工学部・教授.1992年慶應義塾大学大学院理工学研究科修了.博士(工学).慶應義塾大学共生知能創発社会研究センター・センター長.人工知能学会副会長・倫理委員会委員長.科学技術振興機構(JST)さきがけ社会変革基盤・研究統括,大阪大学産業科学研究所・招聘教授.電気通信大学人工知能先端研究センター・特任教授など. NTT基礎研究所,大阪大学大学院情報科学研究科/産業科学研究所,電気通信大学大学院情報理工学研究科などを経て,2018年より現職.電気通信大学に国立大学では初となる人工知能先端研究センターを設立.情報法制研究所上席研究員,企業外部取締役や技術顧問など多数.人工知能学会理事・学会誌・論文誌編集長などを歴任.自律分散システム,複雑ネットワーク科学,群知能・創発システムなどの研究に従事.著書「AI兵器と未来社会キラーロボットの正体」(朝日新書),翻訳「群知能とデータマイニング」(東京電機大学出版局),編集「人工知能学事典」(共立出版)など多数.



三宅 陽一郎 東京大学 生産技術研究所 特任教授
三宅 陽一郎
東京大学 生産技術研究所 特任教授

ゲームAI開発者。京都大学で数学を専攻、大阪大学(物理学修士)、東京大学工学系研究科博士課程を経て博士(工学、東京大学)。2004年よりデジタルゲームにおける人工知能の開発・研究に従事。東京大学生産技術研究所特任教授、立教大学大学院人工知能科学研究科特任教授、九州大学客員教授、東京大学先端科学技術センター客員研究員。国際ゲーム開発者協会日本ゲームAI専門部会設立(チェア)、日本デジタルゲーム学会理事、人工知能学会編集委員会副編集委員長・シニア編集委員、情報処理学会ゲーム情報学研究会運営委員。著書に『人工知能のための哲学塾』 『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』『人工知能のための哲学塾 未来社会篇』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『ゲームAI技術入門』『人工知能の作り方』(技術評論社)、『戦略ゲームAI解体新書』(翔泳社)、『なぜ人工知能は人と会話ができるのか』(マイナビ出版)、『人工知能と人工知性』(iCardbook)、『人工知能が生命になるとき』(PLANETS)、『ボードゲームでわかる! コンピュータと人工知能のしくみ』(東京書籍)。共著に『絵でわかる人工知能』(SBクリエイティブ)、『高校生のための ゲームで考える人工知能』(筑摩書房、山本貴光氏と共著)、『ゲーム情報学概論』(コロナ社)。監修に『最強囲碁AI アルファ碁 解体新書』(翔泳社)、『マンガでわかる人工知能』(池田書店)、『C++のためのAPIデザイン』(SBクリエイティブ)などがある。



中澤 仁 慶應義塾大学 環境情報学部 教授
中澤 仁

慶應義塾大学環境情報学部教授。同大学総合政策学部、同大学大学院政策・メディア研究科を経て博士(政策・メディア)。分散システム、ユビキタス湖ピューティングシステム、ディペンダブルシステム等を専門とし、近年では街をターゲットとした実証的研究を進めている。情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会主査、ACM IMWUT Associate Editor、電子情報通信学会センサネットワークとモバイルインテリジェンス研究専門委員会専門委員。

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