未来光ネットワークオープン研究センターについて

K2を拠点に展開されるセンター
未来光ネットワーク
オープン研究センター

研究代表者 山中 直明
(所属)新川崎先端研究教育連携スクエア特任教授
研究目的

アクセス系ネットワークをBeyond5G時代を見据えて、材料から大きなブレークスルー
を狙うオープンラボを開設します。

研究内容

Beyond5G向けに、モバイルバックホール、データセンタアクセス(クラウドレッド)、さらには、IoTといった、今までとは異なるアプリケーションの実現を目指しています。慶應義塾大学では、2023年9月に古河電気工業株式会社と共同でファイバーの光信号を伝送する部分を中空とするホロコアファイ バーを研究し、世界に先駆けて、キャンパス内4棟を繋いだフィールドを作り、世界中の産官学研究者と共同作業を行うオープンラボを開始しました。本ファイバーは、信号が従来のガラスではなく空気のコアを伝送するため、エネルギー耐性が1000倍高く、さらに非常に優れた線形性をもっています。また遅延時間も約2/3に削減でき、まったく新しいブレークスルーと期待できる国内唯一のフォールドです。本ファイバーは極限的には波長数を対10~100倍以上、さらにはエネルギーを送ることができ、IoTの給電を実現します。本プロジェクトでは、材料、デバイス、装置、ネットワーク、さらには、アプリケーションといった、垂直統合されたリサーチチームとして研究を開始しました。K2キャンパスにおいて、K棟とE・I・O棟の間に敷設された空孔コアファイバを用いて、さらに本研究期間内にオープンラボを利用し、RoF(Radio over Fiber)、PWoF(power over Fiber)技術を確立し、Local 5Gの新しいアクセス系の実験を行ないます。また、すでに5Gの無線信号もこのファイバーを用いて伝送しています。なお、オープンラボ運営(他メンバー)は、現在募集しています。『未来光ネットワークオープン研究センター』のホームページをご覧ください。

主な連携先

  • NTT 研究所
  • 沖電気工業
  • 古河電気工業
  • エピフォトニクス
  • 東北大学
  • 電気通信大学
  • 専修大学
ほか4社

研究活動の紹介

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