新機能ファイバ(ホロコアファイバ)による未来光ネットワークオープン研究センターの運用と研究プロジェクト
慶應義塾未来光ネットワークオープン研究センター
研究分野
光通信システム/光信号処理・光電融合デバイス/光通信用デバイス
キーワード
空孔コアファイバ , オープンラボ , 低遅延 , エネルギー伝送 , RoF
プロジェクト概要
従来の光ファイバは光信号が通る(コア)と周辺(クラッド)ともにガラスでできており、その屈折率の違いで光を閉じ込めていました。本空孔コアファイバは、新しい構造で、コアを空気にして、そこに信号を通します。その結果、遅延時間2/3, エネルギー1000倍、高い線形性が得られ、超低遅延やアナログ信号をそのまま伝送するRoFやエネルギーを送ることができます。本センターは、キャンパスの3つの棟を接続して実験できます。
希望する共同研究
<テーマ>オープンラボにある空孔コアファイバを用いて、新しい伝送システム、ネットワークサービスの研究を共同で行う
<連携のイメージ>単独もしくは複数の企業等で、測定器等の持ち込みも可能。ただし、研究センターのメンバーとなる必要有り。
連携実績
未来光ネットワークオープンラボは、キャリア、ベンダー大学等、10社を超える連携メンバーがいます。
プロフィール
学科: | 電気情報工学科 |
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専攻: | 総合デザイン工学専攻 |
職名: | 教授 |
1985 年 3月 早稲田大学理工学部物理学科卒業
1987 年 3月 東京工業大学大学院総合理工学研究科 物理情報工学専攻修士課程修了
1998 年 2月 博士号取得(博士(工学)、東京工業大学)
1987 年 4月 日本電信電話株式会社 入社
1987 年 7月 NTT光エレクトロニクス研究所 光信号処理に関する研究開発に従事
1994 年 2月 同伝送システム研究所 光通信研究部 主任研究員 FA-10G 型光伝送システムに関する研究開発に従事
1996 年 3月 NTTフォトニクス研究所先端光エレクトロニクス研究部 AWG光信号処理素子に関する研究開発に従事
1999 年 7月 NTTエレクトロニクス(株) 技術部長
2000 年 4月 慶應義塾大学理工学部電子工学科 専任講師
2001 年 4月 同 助教授 2007 年 4月 同 教授 現在に至る
2018 年 9月 University College London Visiting Professor (~2019 年 3 月)