プロジェクト概要
実世界ハプティクスは従来のメカトロニクスや産業ロボット技術では実現できない柔らかい動作を可能にするばかりでなく、人間動作を人工実現する新しいシーズ技術です。本プロジェクトは大型の公的競争的資金により運営されており、上記のハプティクス技術をまず医工融合基盤の上に展開し、それを基に様々な応用分野に展開しようとする野心的な目的を有しています。この夢のある新技術を今後の社会の持続的な発展に結び付けたいと努力しています。
実用化と普及に向けた取り組み
弊研究センターではリアルハプティクス技術の普及と標準化を支援する組織として技術協議会を発足させ、数多くの先進的企業とともに本技術の社会実装を進めています。また、産業界で特に取り組むべき課題として、人手のかかる慣習的な作業を自律的に習熟し、人の代理として自動実行するシステムの開発を行っています。さらに、研究成果の社会還元や普及推進、認知向上を目的として、リアルハプティクスの技術を実際にご体験いただけるオープンラボ構想の実現に取り組んでいます。
希望する共同研究
ハプティクス研究センターは、産業界にリアルハプティクス技術を応用した新しいソリューションを創出することを目指しています。 共同研究開発促進事業は、市場にリアルハプティクス技術応用によるインパクトを早期に与えることを目標として
- 具体的な製品またはソリューションに、リアルハプティクス技術応用による魅力的な機能・性能を付加すること
- 今まで放置されていた市場に、リアルハプティクス技術応用による新しいソリューションを創出すること
を狙いとして、参加企業と共同研究・開発を実施します。
プロフィール
職名: | 特任教授 |
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1985年電気学会論文賞、1996年精密工学会賞、2001年IEEEフェロー、2003年日本機械学会フェロー、2004年EPE-BEMC Council Award、2004年IEEE Dr.-Ing Eugine Mittlemann Achievement Award、2012年日本学術会議会長賞、福澤賞、2016年電気学会産業応用特別賞・学術賞、内閣府紫綬褒章、2017年電気学会功績賞などを受賞。第102代電気学会会長。現在、日本学術会議会員。主な著作に、"Motion Control Systems" (Wiley)、「「リアル」を掴む!」(東京電機大学出版局)など。