第1回 K2オープンセミナー開催報告
『社会課題を解決する先端技術-Society 5.0にむけて-』
2021年10月27日(金)に第1回 K2オープンセミナーが開催されました。
今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、オンラインでの開催となりましたが、K2会場には登壇者が全員揃いました。
(開催にあたり感染防止対策を徹底しております。登壇者は150名収容の会場で距離間を保ち、常時マスクを着用、発言時のみマスクを外しています。)

今年度のK²オープンセミナーの共通テーマである、Society 5.0に向けた社会課題の解決をもたらす研究成果、その実用化の可能性、そしてその様なイノベーションを生み、育む土壌について、登壇者5名による活発な意見交換がされました。
鈴木哲也理工学部教授の司会進行のもと、天谷雅行常任理事による、川崎市と慶應義塾の連携や新川崎タウンキャンパスの歩みを交えた開会挨拶からスタートしました。


第一部では、小池康博教授がこの分野の第一人者としての長い研究生活の原点となる大学生時代の光の屈折・分散に魅了された経験から、最新の報道発表で発信した世界初のエラーフリーPOFの可能性まで、先端技術の解説とその社会実装の可能性について解き明かし、
第二部では、福田恵一医学部教授が、臓器移植が主流である今の心不全の治療に革新をもたらす可能性のある心筋の再生医療技術の開発と、その技術の実用化のためのステップ、大学発の技術の実用化を取りまく課題やその対応について、実際の経験に基づきグローバルな視点を交えて力強く話されました。
第三部では、公益財団法人川崎市産業振興財団の三浦淳理事長をお迎えして、今や先端技術を有する企業の集積地となった川崎市の産業振興の歴史を振り返り、今後の可能性について国内外の事例と共に話されました。


対談 『イノベーションを生み、育む都市・コミュニティとは』
後半の対談では、前半の講演をふまえ、川崎市と慶應義塾の役割、これからの日本の科学技術や産業の可能性について、天谷常任理事や鈴木教授も加わり、活発かつ前向きな意見交換がされました。

セミナー終了後は登壇者全員で記念撮影。

この度は沢山の方々にご参加いただきありがとうございました。
今後のイベント案内は随時ホームページで紹介していきます。
次回セミナーもぜひご参加ください!