オンラインセミナー《これからの医療とヘルスケア》
慶應義塾大学 新川崎(K²)タウンキャンパスでは、川崎市との協定のもと、産官学地域連携を目指し、多方面にわたる先端的研究を推進しています。今できること、近未来に実現できることを、課題とその解決策などについてご紹介し、参加者と共有します。
今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえオンラインで開催いたします。
2021年1月15日(金) オンラインセミナー
マイクロ・ナノ工学、情報工学、医療工学、心理学、芸術の超分野横断研究
13:30~14:40
三木則尚 慶應義塾大学 理工学部 機械工学科 教授
《概要》これからの医療とヘルスケアは、その効果だけでなく、患者および使用者の良好なQOLが必須である。講師は透析患者のQOLを劇的に改善するインプラント人工腎臓の研究ならびに、美味しい減塩を実現するソルトチップの研究を行ってきた。またウェアラブルシステムなどによる適切な刺激は、使用者の内部状態に良好な効果があることも分かってきた。すなわちこのような研究には、マイクロ・ナノ工学、医療工学に加え、心理学、また多分に活用する機械学習や出口の一つとしての芸術に関する知見が必要となる。本セミナーでは、三木研究室で行っているこれらの超分野横断型研究について、医療とヘルスケアを切り口に紹介する。
講演者プロフィール
学科: | 機械工学科 |
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専攻: | 総合デザイン工学専攻 |
職名: | 教授 |
研究分野キーワード:マイクロ・ナノ工学/ヒューマンインターフェース/インタラクション/認知科学/メディアアート/医療工学/人工臓器/人工知能/AI/MEMS
2001年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)取得。博士課程では1 cmサイズ以下の微小飛行機構について研究を行った。2001年マサチューセッツ工科大学ポスドク研究員、2003年同リサーチエンジニア。コインサイズのマイクロガスタービンに関する研究に従事。2004年慶應義塾大学理工学部機械工学科専任講師。2011年同准教授、2017年より現職。マイクロ・ナノ工学のバイオ医療・ICT分野への応用研究に従事。倫理、教育に関する活動も行っている。2010年から2015年までJSTさきがけ研究員。2010年より神奈川科学技術アカデミー、現神奈川総合技術研究所非常勤研究員。2020年より慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート上席研究員。2017年に美味しい減塩を実現するヘルスケアベンチャー、株式会社LTaste創業。慶應義塾大学国際センター副所長ならびに理工学部国際交流委員長。慶應義塾大学体育会スケート部部長。趣味はスケート、アメフト等スポーツ観戦、キューバ音楽・ダンス、釣り、熱帯魚など。
開催日時 | 2021年1月15日(金)13:30~14:40 |
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スケジュール | 13:30-13:40 川崎市の取り組み 13:40-14:30 三木 則尚 教授《これからの医療とヘルスケア》 14:30-14:40 質疑応答 |
開催形式 | オンラインセミナー(Zoom ウェビナー) |
主催 | 川崎市(経済労働局) 、慶應義塾大学 新川崎 K2タウンキャンパス |
協力 | 公益財団法人 川崎市産業振興財団 、川崎信用金庫 |
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