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オンラインセミナー《いよいよ産業に応用されるリアルハプティクス技術》

2020.11.09

慶應義塾大学 新川崎(K²)タウンキャンパスでは、川崎市との協定のもと、産官学地域連携を目指し、多方面にわたる先端的研究を推進しています。今できること、近未来に実現できることを、課題とその解決策などについてご紹介し、参加者と共有します。
今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえオンラインで開催いたします。

2020年11月27日 オンラインセミナー

第1部 リアルハプティクス技術の産業展開

13:30~14:10
大西 公平  慶應義塾大学 特任教授
ハプティクス研究センター 副センター長

《概要》リアルハプティクスを適用することで、人間でしかできないと考えられてきた作業の自動化が視野に入ってきた。例えば、対象の変動が大きい作業や緻密で高度な経験が求められる作業はこれまで自動化が難しく、熟練作業者に頼らざるを得なかった。働き方改革を少子高齢化社会で進めていくためには製造業においてどのように自動化を進めていけばよいのか、そして我が国独自のリアルハプティクス技術がどのような役割を担うのか等を論じる。

大西 公平
慶應義塾大学 特任教授
慶應義塾大学 ハプティクス研究センター副センター長

1980 年慶應義塾大学工学部助手、専任講師、助教授を経て1996 年慶應義塾大学理工学部教授。
2018 年慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート特任教授。工学博士。
神奈川県立産業技術総合研究所「次世代医療福祉ロボット」グループ研究顧問。

第2部 リアルハプティクス技術と複合現実技術を用いた袋状食品包装の空気漏れ検査システムの開発

14:10~14:40
田中 一行  株式会社情報システムエンジニアリング
Innovation Planning & Promotion Division 専任マネージャー

《概要》スナック菓子などの袋状包装食品は、物流工程で微細な穴が開き充填されていた空気が漏れだすことがあります。工場であれば大規模な検査機器を導入してチェックできますが、多種多様な商品を扱う物流現場ではそれができないため、属人的な手作業で検査をしているのが実情です。属人的な手作業から生じる様々な課題の解決として、リアルハプティクス技術と複合現実技術を用いた作業者の熟練度やモチベーションに左右されない検査システム開発の取り組みをご紹介します。

田中 一行
株式会社情報システムエンジニアリング
Innovation Planning & Promotion Division 専任マネージャー

2002年株式会社情報システムエンジニアリング入社。精密機器メーカーの製品情報制作支援システム開発・保守から、ユーザーサポートサイトのクラウド化、Webアクセス解析、作業標準の執筆制作など顧客業務環境の改善・整備業務に長年従事する。2017年からは複合現実による現場作業支援技術の企画・開発推進に取り組む。

第3部 AbcCoreを用いたセンシングと遠隔操作

14:40~15:10
溝口貴弘  モーションリブ株式会社
代表取締役CEO

《概要》本セミナーでは慶應義塾大学理工学部で開発したリアルハプティクスを実装するコントローラ「AbcCore」のご説明と、技術応用として力触覚センシングによるデータ解析事例、力触覚の伴う遠隔操作での作業事例についてご紹介致します。セミナーでご紹介する装置構成例等をモデルにAbcCoreのご利用イメージをもって頂ければと思います

溝口 貴弘
モーションリブ株式会社 代表取締役CEO

2010年慶應義塾大学理工学部卒業。2014年同大学大学院後期博士課程修了。博士(工学)。 2015年より神奈川科学技術アカデミー(現 神奈川県立産業技術総合研究所)常勤研究員。2016年より慶應義塾大学ハプティクス研究センター共同研究員として力触覚技術の実用化を推進。2017年よりモーションリブ株式会社代表取締役CEO。

15:10~15:25 質疑応答

15:25~15:30 川崎市の取り組み(川崎市経済労働局)

開催日時 2020年11月27日(金)13:30~
開催形式 オンラインセミナー(Zoom ウェビナー)
主催 川崎市(経済労働局) 、慶應義塾大学 新川崎 K2タウンキャンパス
協力 公益財団法人 川崎市産業振興財団 、川崎信用金庫
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