山﨑 信行 (理工学部教授) Nobuyuki Yamasaki, Professor

山﨑 信行 (理工学部教授)学科:情報工学科
専攻:開放環境科学専攻
職名:教授


研究分野キーワード:リアルタイムシステム/コンピュータアーキテクチャ/並列分散処理/システムLSI/オペレーティングシステム/パーソナルロボット

JST A-STEP 宇宙機分散制御プロジェクト

分散リアルタイム処理用プロセッサ/SoC/SiP/OS

宇宙機システムにはリソース制約が厳しい条件下で時間粒度の細かいリアルタイム性(周期1ms以下)と過酷な動作環境(放射線、振動、熱等)に曝されても動作可能であることが要求される。本プロジェクトではこのような要求を満たすように、従来に比べ10分の1以下の低リソース(小型/軽量/低消費電力)で厳しい動作環境においてもディペンダブルに動作する分散リアルタイム処理システムの実現を目指す。具体的には、宇宙機の分散制御を実現するために、2種類のマイクロプロセッサを設計し、SoC (System-on-Chip)として設計・実装する。超小型で比較的簡単な分散制御を行うsIO Core SoCと高度な分散リアルタイム制御を実現するsRMTP (Responsive Multithreaded Processor for Spacecraft) SoCを設計・実装する。さらに超小型制御基板(SiP: System-in-Package)及びリアルタイムOS(favor)を統合的に設計・実装し、宇宙機のディペンダブルな分散制御を可能にする。本プロジェクトの成果としてできあがるSoC, SiP, 分散制御基板及び基本ソフトウェアを用いて、宇宙機のディペンダブルな分散制御を目指す。 リアルタイム処理プロセッサとしては、SMT (Simultaneous Multithreading)アーキテクチャに優先度の概念を付加したリアルタイムプロセッシングコア(RMT PU)の研究開発を行う。チップ間のリアルタイム通信としては、優先度によるパケットの追い越しやパケットの加減速などを実現するResponsive Link (ISO 24740)の研究開発を行う。これらを融合し、宇宙機に要求される超小型化、低消費電力化、厳しい環境での動作、リアルタイム制約の克服等を実現するディペンダブルな分散制御システムの研究開発を行う。

研究室紹介ビデオ

プロフィール

1991年3月 慶應義塾大学 理工学部 物理学科卒業
1993年3月 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 修士課程 修了
1996年3月 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 後期博士課程 修了
1996年4月 通商産業省 工業技術院 電子技術総合研究所 研究員
1997年10月~2000年9月 科学技術振興事業団 さきがけ研究21 研究員を兼務
1998年10月 慶應義塾大学 理工学部 助手
1998年10月~2001年3月 電子技術総合研究所 COE特別研究員を兼務
2000年4月 慶應義塾大学 理工学部 専任講師
2001年3月~2003年3月 科学技術振興事業団 基礎的研究発展推進事業 研究員を兼務
2002年4月~2009年4月 独立行政法人 産業技術総合研究所 DHRC 特別研究員を兼務
2004年4月~2013年3月 慶應義塾大学 理工学部 助教授
2007年4月~2008年3月 Carnegie Mellon University, Research Scientist
2013年4月~ 慶應義塾大学 理工学部 教授