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山中 直明 (理工学部教授) Naoaki Yamanaka, Professor

山中直明教授1981年慶應義塾大学工学部計測工学科卒業。1983年慶應義塾大学大学院工学研究科計測工学専攻修士課程修了。1991年工学博士取得。1983年日本電信電話公社(現 NTT)武蔵野研究所入社。2004年4月より、慶應義塾大学理工学部情報工学科教授、大学院環境開放科学専攻、スマートメディアコミュニケーション工学専修教授、現在に至る。専門分野は、光ネットワークのアーキテクチャ、クラウドコンピューティング、スマートネットワーク、プロトコル、光スイッチデバイス含むシステムハードウェア。IEEE Fellow、IEICE Fellow、IEEE Asia Pacific Director、電子情報通信学会東京支部長。

E-mail : yamanaka@ics.keio.ac.jp
URL : http://www.yamanaka.ics.keio.ac.jp/
TEL : 044-580-1582
FAX : 044-580-1582

新世代ネットワーク基盤技術研究プロジェクト

新世代の省エネルギーネットワーク技術およびアプリケーション技術の研究開発 

 本プロジェクトでは、総務省委託研究の「リソースを最小化する動的ネットワーク制御システムによる再構成ネットワークの研究開発」を中心に、新世代ネットワークの基盤技術に関する研究開発を行っています。ネットワーク全体の消費エネルギーを自動的に最小にする計算アルゴリズムやその制御プロトコルの研究を行い、トラヒックの状況に応じて自動的にリンクやスイッチの電源をオフにするスマートな省エネルギーネットワークの実現を目指します。大学がハブになった産官学連携の研究プロジェクトであり、現在企業の研究所3社と協力して研究開発を進めています。
 昨年度は、トラヒックの状況をモニタして自動でポート単位に電源オン/オフができるイーサネットスイッチを新規にベンチャー企業と共同で開発しました。そして、データセンタ内で使用可能な市販のイーサネットスイッチと新規開発したイーサネットスイッチを接続して、省エネルギーネットワークの実証実験(下図参照)を世界で初めて実施しました。
 また、本技術を応用して、超高速光スイッチを用いた省エネルギーかつスケーラブルな全く新しい光ネットワークアーキテクチャやスケーラビリティ改善のための高速最適経路計算エンジンなど、新世代ネットワークのベースとなる技術の研究を進めています。
 さらに、将来のネットワークがクリエイトするアプリケーションとして、uGRID(ubiquitous GRID)システムの研究を行っています。これは、ユーザが主導で、自由にサービスパーツ(例.カメラ)を選択し、ネットワーク内で必要な処理を行い、ダイナミックにサービスとして複数のディスプレイ上に描画する(下図参照)ハイエンドのクラウドメディアサービスです。
 これらの研究を通じて、アクセスネットワークからバックボーンネットワークに至るまでネットワークを高速・高信頼・省電力化し、新しいアプリケーションの創生や生活のインフラとしてのインターネット網の整備に貢献できればと考えています。